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スプリンタートレノ(AE86)総合評価 |
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ここでは、スプリンタートレノの総合評価をしていきたい。 スプリンタートレノは現行の車と比べると、燃費も悪く(リッター約13km)重量税も高くなっている。 しかし、現行の車には無い特徴がある。その中でも大きな特徴を3つあげることにしよう。 第一に、修理が簡単である、ということがいえる。 修理が簡単な理由は、社外部品(トヨタ以外が作成した部品)が豊富である、トヨタスプリンター系の部品の使いまわしができるということである。 社外部品は、トヨタ以外のメーカーがスプリンタートレノ用に開発した部品のことである。フロントバンパー、ボンネット、エンジン、ストラット、マフラー、など上げていけばきりが無いほど多種多様な部品を現在でも入手可能である。 トヨタスプリンター系の部品の使いまわしとは、ストラットが流用できたり、その気になれば、エンジンも載せ換えが可能である。 スペアパーツの多い自動車であるということがいえよう。 第二に、構造が単純である、ということがいえる。 構造が単純であることのメリットは、修理を容易にし、故障箇所を期発見することができる。また、構造が単純なので少し勉強すれば、どうして故障したのか?ということを知ることができ、故障箇所の改善対策もとりやすい。 第三に、ドライバーを育ててくれる車である、ということがいえる。 この車はミッション車がほとんどであるため、オートマ車より運転技術が必要になってくる。 とはいっても、自動車教習所で教えてもらう、スローイン・ファーストアウト、アウト・イン・アウト、などの基本的技術が簡単に自然と身に付く。 スローイン・ファーストアウトとは、エンジンブレーキをかけ車速を落とし、さらにブレーキをかけて曲がり道に対して曲がれるスピードを保ち、すばやく曲がり道を脱出する走法である。これを行わないとスプリンタートレノはうまく曲がってくれない。結果、曲がるようにするには、教習所で習ったことを行うようになり、運転技術の向上、安全運転につながるのである。 最後にスプリンタートレノはどういう車かと結論づけると、運転技術と車の知識がいつの間にか身につく人になれる不思議な車といえるのではないだろうか。 |